ラブライブ！スーパースター！！　Liella!の通った道 1　かのんちゃん初登校ルート（マップあり）

11月6日、アニメ「ラブライブ！スーパースター！！」の舞台を再び訪ねました。今回はアニメ1期完結後ということで、作品内でいくつか描かれたこの街での移動シーンに注目。断片的に描かれただけの途中の景色から経路を想像して、Liella!のメンバーの足跡をたどってみました。

まず紹介するのは、アニメ1話で入学式に向かうかのんちゃんの歩いた道です。

私立結ヶ丘女子高等学校の音楽科を目指していながら、普通科に通うことになった澁谷かのんちゃん。少し気の重い初登校でしたが、その途中での偶然の出来事が、この物語の始まりとなりました、

出発地点はかのんちゃんの家があるブラームスの小径。おしゃれなお店の並ぶ様子はアニメでもそのまま描かれていましたが、かのんちゃんの家自体は架空のものになっています。

ブラームスの小径を東へ歩いていくと車道に出ます。この出口の場所は、アニメの2話、前話で大きな課題の解決したかのんちゃんが足取り軽く登校する場面で描かれた場所でもあり、その部分は作品PVで紹介される作中シーンの最後、キャッチフレーズの直前のカットにも採用されました。

ブラームスの小径の正面に続くのはモーツァルト通り。かのんちゃんは入り口の階段を駆け下りてこの通りに入り、噴水の前を通り抜けます。

モーツァルト通りを抜けると教会通りに出ます。かのんちゃんはここで、音楽科に入学した友達2人と出会います。

気まずい空気が流れた時、偶然現れた猫ちゃんを追いかけるのを言い訳にしてその場を離れます。

このあと猫を抱き上げれお礼を言うシーンは、一気に戻ってかのんちゃんの家の近くの景色です。

再び教会通りのシーンになった時、友達の姿がすでに無かったことを考えると、作中でも実際に家近くまで戻ったのかもしれません。

猫に救われてかなり気を取り直したかのんちゃん。モーツァルト通りの出口を右に折れ、教会通りの坂を上るとき、思わず歌を口ずさみます。

一方、この少し前に、キャットストリートの街頭ビジョンでスクールアイドルの動画にときめくシーンが描かれていた唐可可（タン・クゥクゥ）ちゃん。なぜか学校とは別方向となるこの教会通りへ歩いてきていました。

シングル「始まりは君の空」のドラマパートでは、この街に来て以来あまり街で遊ぶ機会が無かった様子。登校前のわずかな時間を使い、散策していたのかもしれません。

歌に夢中で踊りながら歩くかのんちゃんは、教会通りを登り切ったあたりで、反対側から来たクゥクゥちゃんとすれ違います。その歌声に一気に魅了されるクゥクゥちゃん。

クゥクゥちゃんに気付かないまま、かのんちゃんは教会通りをそのまま進み表参道へ。歌を終えて明治通りの方向へ歩きます。

路面にメインタイトル「LoveLive! Superstar!!」。歩いていくかのんちゃんの横を走るバスには1話のタイトル「#1 まだ名もないキモチ」が表示されるという、この後の回でも続けられる面白い演出が登場したシーンでもありました。

そのまま歩くと、表参道と明治通りが交差する神宮前交差点に到着。クゥクゥちゃんは、ここの灯篭の前でかのんちゃんに感激を伝えます。

突然意味の分からない中国語をまくし立てられ、怯えたかのんちゃん。適当な中国語で答え、横断歩道を渡って逃げ出します。

明治通りを南へ逃げて行ったかのんちゃん。コインパーキングに隠れてクゥクゥちゃんをやり過ごすと、そこに偶然、幼馴染の嵐千砂都ちゃん（ちぃちゃん）がいて話しかけられます。

登校シーンで描かれているのはここまで。ここから少し行くと、ラブライブ！スーパースター！！の企画開始に伴い開店したゲーマーズのお店。さらにキャットストリートに出て、結ヶ丘女子高等学校のある方へとつながっています。

おまけ

かのんちゃんの登校ルートをたどったあと、神宮前交差点に戻ってみると、角の広い工事現場の囲いに表参道の昔の写真がプリントされていました。

その中にあった1枚は、まだ今のようなにぎやかな街になる前の表参道沿いに建つ、同潤会青山アパートメントの姿。

関東大震災の復興の際に同潤会という財団法人が建てた集合住宅のひとつでしたが、2003年に取り壊されてしまいました。

以前の記事で紹介したように、クゥクゥちゃんの家のモデルである同潤館の原型となっています。

そしてこの日は、他の散策を終えて暗くなってから、再びクゥクゥちゃんとかのんちゃんの家のあたりを訪ねてみました。

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— 詩か処 (@shinosan_tokoro) November 10, 2021