叡山電鉄の小ぶりな列車は短い間隔で駅に停まりながら家並みの間を走り、4駅目の修学院駅で下車。
ついに、アニメ「けいおん!」の登下校などのシーンでたびたび登場した、作品の主な舞台といえる街にやってきました。
- けいおん!の舞台その1 夜行バスと近江鉄道で豊郷へ
- けいおん!の舞台その2 桜が丘女子高校のモデル 旧豊郷小学校
- けいおん!の舞台その3 旧豊郷小学校講堂・図書館
- けいおん!の舞台その4 京都・嵐山
- けいおん!の舞台その5 1日目終了
- けいおん!の舞台その6 放課後ティータイムの街へ
- けいおん!の舞台その7 唯ちゃんの通学路
- けいおん!の舞台その8 宝ヶ池公園
- けいおん!の舞台その9 放課後ティータイムの放課後の街
- けいおん!の舞台その10(終)南禅寺を経て京都市街へ
修学院駅は作中では唯ちゃんの通学路の途中にあり、電車通学のムギちゃんはここで下車します。
左(西)へ行くと唯ちゃんの家があり、右(東)へ行くと律ちゃん澪ちゃんと合流する交差点。
今回はまず右の唯ちゃんの家の場所を目指します。
駅にほど近い場所のパン屋さん。作中に出てたアイス屋さんに似ていたので撮ってみました。
店先のベンチにみんなで座っているシーンだったのですが、この写真の向きでの遠景は少々違うような気がします。
当時はロケ地として挙げられていないようでしたが、これを書いている2019年に改めてネット検索してみたところ、放送の少し前までは本当にアイス屋さんだったという情報があり、作品と関連付けている記事も見つかります。
あのアニメ1話。寝坊で遅刻しそうになり走って登校する唯ちゃんのシーン。そして1期最終話で成長ぶりを見せつつそれをなぞったシーン。修学院駅からの道には、その時の経路で描かれたカットが点在します。
松ヶ崎橋から上流の眺めは作中そのまま。一方その近くの横断歩道はほとんど変わっていないものの、作中描かれていて、放送直後に訪問した人のブログにもあった2つの看板が無くなっていました。
変化と言えば、同じく唯ちゃん登校シーンの背景に描かれていた喫茶店「リトルビーバー」のモデルである「レトロビーバー」さんは、作品放送後にファンが集うようになり、私がこの街を訪ねた頃には後の大洗や沼津に生まれたような聖地のお店に少し近いような扱いになっていました。
この時は一人だったこともあって中には入らず、その後も訪れる機会がないまま、10年近く経った現在は当時とはまた変わっているようです。
大通りから、脇を水路が流れる細い道に入り、唯ちゃんの帰り道をたどります。
古い住宅街で、大文字焼きで有名は五山の送り火の点火場所のひとつ、「法」の字が背後の山の斜面に見えます。
少し行くと脇道に鳥居が。唯ちゃんの家の隣の路地として何回も登場した場所です。
家自体は配慮があるためか架空で、ここには該当する建物はありません。適切な判断ですね。
ここからは鳥居をくぐってその先へ。作品内で何回も登場し、その先がどうなっているのか気になっていた場所に実際に入るという、未知の体験にワクワクします。
鳥居の奥にあったのは白雲稲荷神社という小さな神社。
道はさらに左へ続き、その先にあったのは作中では憂ちゃんが姉の唯ちゃんの合格祈願をする時に登場していた、松ヶ崎大黒天というそこそこ大きなお寺でした。
松ヶ崎大黒天からちょっと寄り道。案内板があったので、山道を少し登って五山送り火の「法」の字の場所へ行ってみました。
字の形に整備された斜面に、火をともす台が並べて設置されています。京都市街の眺望も楽しめました。
松ヶ崎大黒天からさらに西へ、あずにゃんの新歓ハイキングの会場として描かれた宝が池公園を目指します。
山腹の未舗装の道が続いていたのでそちらへを行こうとしたのですが、途中で保育園の敷地に突き当たって行き止まり。
少し戻って一旦大通へ降りたところ、この先に地下鉄の駅があることに気づき、公園までの上り坂の回避のため1駅だけ乗ることにしました。