2018年1月から3月にかけてアニメ(1期)が放送された「ゆるキャン△」。その中に出てきた場所を訪問してみました。
舞台の中心となっているのは山梨県。今回の訪問ではまず、4話「野クルとソロキャンガール」より、主人公各務原なでしこの所属する野外活動サークル、略称「野クル」が初めてのキャンプに臨んだ時の、山梨市駅から笛吹川フルーツ公園までの道を辿ります。
山梨市駅まで
まずは作中の出発地である中央本線山梨市駅に向かいます。私は東海道線沿線からの訪問となるので、身延線経由で目指します。
まだ暗い朝7時前、東海道線で富士駅に到着し、ここで身延線に乗り換え。正面に富士山を見ながら北上したあと、線路は富士川沿いに出ます。
しばらくは富士川を左手に見ながら北上。その途中にある内船駅は、なでしこの通学時の乗車駅という設定です。
その先、身延線が富士川から離れるところにあるのが波高島駅。こちらは「野クル」の他の2人のメンバー、犬山あおいと大垣千明の通学時の乗車駅となっています。
今回舞台を訪ねるアニメ(1期)4話「野クルとソロキャンガール」でも、メンバー達は出発地の山梨市駅まで電車での移動だったので、それぞれの駅で乗車したと考えるのが自然ですね。
波高島駅の少し先にある甲斐常葉駅は、登場人物たちの通う高校の最寄り駅という設定。そのまましばらく行くと列車は甲府盆地へ入り、終点甲府で中央本線上り列車に乗り換えます。
野クルメンバーの歩いた道
甲府駅から数駅で山梨市駅に到着。跨線橋からは、今回の目的地の笛吹川フルーツ公園が見えています。
いよいよここから、野クルメンバーが通ったと思われる経路に徒歩で挑戦です。
作中のシーンは、電車を一本逃して遅刻したなでしこが、駅前で待っているあおいと千明に合流するところから始まります。
なでしこは乗車駅である内船駅で乗り遅れたと思われますので、朝のダイヤから考えると身延線で1時間前後の遅れ。甲府での乗り換え次第でさらに変わります。
このときアニメのこの回の放送から1年ちょっと経っていましたが、作中で描かれた山梨市駅舎は建て替え中。工事用のプレハブが建ち、取り壊しの途中でした。
山梨市駅からは、駅前の通りを左へ進みます。
少し行ったところにある橋で笛吹川を渡りますが、ここは3人がこれから行くキャンプ場や食事について話したり、荷物をカートで引いている千明とあおいが全部背負っているなでしこを心配するやりとりのあった場所です。
橋を渡ったあと、大き目の交差点を渡ったすぐあとで右折。ここから先、サクランボ型の街灯が特徴的な「富士塚通り」が目的地までの道となります。
作中では、サクランボ型の街灯の続く坂道の途中バテている千明&あおいと、元気いっぱいに駆け登るなでしこが描かれましたが、実際歩いてみるとずっと登りで距離もあり、それなりに大変でした。
農地が続くので見通しがよく、途中展望台もあります。標高が上がるのに合わせて、眼下の景色が変化していきます。
しばらく登っていくと、十字路の正面だけ道が細くなっている特徴的な交差点が。
作中で次のシーンとなる、先に行ったなでしこが千明とあおいを呼んでいる場所です。
笛吹川フルーツ公園まで600mだと聞いた千明がここでヒッチハイクを試みていましたが、実は公園自体はこの交差点のすぐ先から始まっています。右手のビニールハウスの奥に見えているのがそれで、正面のピンク色の建物は公園内の最上部近くあるホテルです。
つづき:ゆるキャン△ 野クル初キャンプと本栖高校2 野クルのスイーツを体験
ゆるキャン△ 野クル初キャンプと本栖高校1 身延線で笛吹川フルーツ公園へ https://t.co/428O3YQlzJ
— 詩か処 (@shinosan_tokoro) May 1, 2024